違和感に気づくとき(再掲)
一日の中で、睡眠と座っている時間がほとんどを占めている人が多いのではないでしょうか。 成長期の学生や、長時間のデスクワークをしている方など、 同じ姿勢を続けることが多い現代の生活では、 知らず知らずのうちに筋肉が緊張し、体に小さな負担が積み重なっています。 「なんとなく寝づらい」「座っていると腰が重い」「歩くと足がだるい」── そんな小さな違和感を感じる瞬間は、体が“自分を守ろう”としているサインです。 枕の高さ、抱き枕の位置、マットレスの反発。 これらの違いで、肩や骨盤にかかる圧力は変わります。 また、仰向けで寝るときも、肩や骨盤の角度によって筋肉の張りが生じやすくなります。 座る姿勢でも同じことが起こります。 デスクワークやソファ、車のシート、食卓やトイレの椅子など── 腰のかけ方や足の位置が少しずれるだけで、 腰・股関節・膝まわりの筋肉が収縮し、関節の動きを制限してしまいます。 さらに、歩行や階段の昇り降り、ヒールや厚底靴の使用、 衣服の締めつけ、バッグの持ち方、ペンやキーボードの使い方なども、 日常の中で筋肉を緊張させる要因になります