お知らせ

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2025年10月29日

暦の上でははや霜降となり、朝夕はことに肌寒くなってまいりました。


せっかくだから本気で頑張ってみようと決めたあの時、
想像していたゴールは、きっと「痛みがなくなる」だけではなかったはずです。

私たちの体は、便利さの中で少しずつ“使わなくなった力”を、
どこで、どのように使うかを選べるようになりました。

最近、「体の調子がなんとなく違う」
「治療に行くほどではないけれど、気になる」
そんなとき、“相談する”という行為は、
治すためだけでなく、自分の体と向き合うための“新しい選択”でもあります。

たとえば、抱き枕を使って関節に全体重をかけない工夫をしてみたり、
寝返りしやすいポジションを探してみたり。

この「相談する」という行為は、
便利さの中で少しずつ“使わなくなった力”を見直し、
自分の体をどう使うかを考えるための時間でもあります。

日常の「何気ない姿勢」や「力の入り方」が、
筋肉の制限、関節の安定性を失わせます。
相談やワークショップでは、こうした“支える力の使い方”を
実際の動作の中で一緒に確かめていきます。

手を当て、抑えて評価し、
気づきを促すための“動きの指導”を行う施術。
それが、私の考える「相談」のかたちです。

完全によくなる、というよりも、
その時々で「より良く動ける状態」を更新していく。
体を知ること、気づくことは、終わりのない旅のようなものです。

好きだから続けるのではなく、
“興味があるから続けていける”というスタンスを大切にしています。

昨日は晴れ、今日も朝!

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