朝夕の涼しさが身にしみるようになりました
スマホを見ながら歩いたり、長く座りっぱなしでいたり、 階段や段差を下りたりするときなど、 私たちの体は少しずつ後ろに傾き、重心がかかと寄りになりやすくなります。 一見、普通に歩けているようでも、 重心が後ろにある歩き方は、足の動きを固めてしまいます。 すると、筋肉が張ったり、突っ張るような感覚が出たり、 脚が重く、むくみやすくなることがあります。 そのままの状態で一歩を踏み出したり、 階段や段差を下りたりすると、 足首やひざ、股関節にねじれが起こりやすくなり、 捻挫(ねんざ)や肉離れ、ひどいときには骨折の原因にもなります。 転倒すれば、股関節や背骨、腕などのケガにつながることもあります。 では、どの段階から「相談が必要」と言えるのでしょうか。 私は「重心が後ろで歩いている時点」で、 すでに体の動きが乱れていると考えています。 便利さの中で“使わなくなった力”を、 少しずつ取り戻していくことが大切です。